マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発された、「マウスピース型」の矯正装置です。
矯正治療は、「ワイヤー矯正」「裏側矯正」「マウスピース型矯正」の大きく3種類に分けられます。
マウスピース型は、歯に器具を取り付けることをせず、歯をすっぽりと覆うようにかぶせる装置です。
ワイヤー矯正とは、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付けて、ワイヤーでつないで力をかけ、歯を少しずつ引っ張って動かす方法です。
強い力がかかりやすいことから、痛みが出ることも多々あります。歯磨きがしづらく虫歯ができやすいデメリットなども指摘されてきました。
マウスピース型矯正は、ワイヤー矯正のような強い力をかけずに、全体の歯を理想の位置まで適切に動かすことができます。
透明ですから、矯正装置が口元にむき出しになるようなこともなく、また薄くて軽い装置は着脱も簡単で、歯磨きや食事もいつも通りに行えるので生活にかかる負担が大きく軽減されました。
裏側矯正とは、ブラケットを歯の裏側に装着する方法です。
ワイヤー矯正とやり方は同じですが、装置が見えないので、人目につかず気づかれにくいメリットがあります。
その反面、歯の裏という難しい場所に取り付けるため、ドクター側に高い技術と経験が求められる治療方法です。舌に器具があたるなどのデメリットも避けられません。
インビザラインを含むマウスピース型矯正は、ワイヤー矯正が持つさまざまな問題点を大きく改善した矯正治療なのです。